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MC CartridgeASKA-H/L

Q1 今はMMカートリッジを使っています。MCカートリッジに変えてもそのまま使えますか?

使えます。お持ちのシステムの構成に合わせて、高出力モデルと低出力モデルの2種類からお選び下さい。

○ASKA-H : 高出力モデル(2.8mV)
MM入力でそのまま使用可能です。MC入力があってもMM設定でご使用ください。

○ASKA-L : 低出力モデル(0.3mV)
MC入力またはMC昇圧トランスが必要です。
MM入力のみのフォノイコをご使用の場合は、MC昇圧トランス(昇圧比20〜26dB程度)を併用してください。 ▲PAGE TOP

Q2 高出力MCカートリッジとは?

MC(ムービングコイル)型は、振動系を軽量に構成できる特長から音の立ち上がりの速さ、音像のフォーカス、空間の見通しの良さに優れる方式として広く知られています。音がにじまず、輪郭がすっと整う感覚。奥行きが自然に広がる立体的な音場。そうした表現力が、MCカートリッジの魅力です。
一方で、一般的なMC型は出力電圧が低く、MC入力や昇圧トランスなどの専用機器を必要とします。そのため導入には再生環境の見直しが前提となる場合もあり、初めての方にとっては少しハードルが高く感じられることもあります。

ダイナベクターが開発した高出力MCカートリッジは、独自の巻線技術によりMC(ムービングコイル)型ならではの発電方式と軽量な振動系設計を維持したまま、MM(ムービングマグネット)型と同様に扱える出力電圧を実現しました。
超極細線を用いた巻線コイルによって振動系の質量を増やすことなく出力を高めており、多くのプリメインアンプやフォノイコライザーに備わるMM入力へそのまま接続することができます。これにより、専用機器を追加することなく、MCならではの表現力を手軽に楽しむことができます。
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Q3 MMカートリッジよりも音は良くなりますか?

MMカートリッジとMCカートリッジでは動作原理が違うため、音の傾向が変わります。
一般に、下記の特徴がMCカートリッジの特徴として知られています。
・解像度の良さ
・空間表現の広さ
・一つ一つの音の分離性
・気持ち良く伸びる高域

まとまり感のある太いサウンドはMMカートリッジの方が感じやすい傾向はありますが、ダイナベクターのMCカートリッジがロック・ポップス・EDMなどを苦手とするわけではありません。
視界の開けた広い音場空間からストレートに響いてくるサウンドは、より強いパワーとなって聴き手の心を揺さぶり、身体を自然に動かす力があります。 ▲PAGE TOP

Q4 レコードプレーヤーやトーンアームとの相性はどうですか?

カートリッジ交換可能な設計のほとんどのプレーヤーで組み合わせ可能です。
Rega Planar 3やTechnics SL-1200などはもちろん、より上位のレコードプレーヤーと組み合わせても、その性能を十分に発揮します。
幅広い価格帯のレコードプレーヤーやトーンアームとマッチングし、SME 3009や3012をはじめとする定番トーンアームとの相性も良好です。

お使いのレコードプレーヤーのカートリッジ適合重量を確認し、自重5.8gのカートリッジに適合している事を確認して下さい。(オプションのウェイトにて適合できる場合もあります。) ▲PAGE TOP

Q5 インピーダンス設定は何Ωにすれば良いですか?

○ASKA-H : 高出力モデル
MM入力の47kΩで問題ありません。
入力インピーダンスの切り替えが可能な場合は1kΩ以上であれば使用可能です。
切り替える際は、実際に聴き比べて一番良い設定をお選びください。

○ASKA-L : 低出力モデル
昇圧トランス使用時:MM入力(47kΩ)で使用可能です。
MC入力使用時:30Ω以上で使用可能です。
切り替えが出来る場合は、実際に聴き比べて一番良い設定をお選びください。 ▲PAGE TOP

Q6 上位モデルとの違いは?

設計思想、基本構造、音作りの方向性は、上位モデルを含めたすべての製品で一貫しています。
ASKAも同様で、主要部品は高い技術力を持つ国内のパートナーにて製造し、日本の職人による手組み立てを行った上で、1台ごとに個別測定・最終調整を実施しています。

上位モデルとの違いは主に以下の点です:
・スタイラス形状(楕円 → ラインコンタクト等)
・カンチレバー素材(アルミ → ボロン等)
・磁気回路の精度
・ハウジング剛性

価格が上がるにつれて、微小信号の再現性、音場の奥行き、静寂感、ダイナミックレンジが向上します。
ASKAは、上位機種の思想を継承しつつ、コストバランスの中で最も音楽的満足度が高くなるよう設計されたモデルです。 ▲PAGE TOP

Q7 ハイコンプライアンス?ローコンプライアンス?

おおまかな判断基準として、コンプライアンスの数値よりも適正針圧で考えると分かりやすいです。
ASKAは適正針圧1.8~2.2gの設計で、同じく2g前後の適正針圧を持つカートリッジと同様に扱えます。 ▲PAGE TOP

Q8 針交換はできますか?

ASKAはMCカートリッジのため、針交換は出来ません。
長期間の仕様によりスタイラスが摩耗・劣化した場合は、カートリッジ全体を交換する必要があります。
ASKAでは、割引価格で同一モデルのASKAもしくは上位モデルの10XAをご購入可能なトレードインサービスを提供しています。 ▲PAGE TOP

Q9 寿命は何時間ですか?

楕円針のため、スタイラスチップの寿命は約500〜800時間が目安です。
寿命はレコード盤面やスタイラスの状態によって大きく変わります。
出来るだけ良い状態で使用してください。 ▲PAGE TOP

Q10 長く使うための注意点は?

針圧は必ず適正範囲内(1.8〜2.2g)で使用してください。低すぎる針圧はトレース不良を起こし、かえって摩耗を早めます。
液体クリーナーの過剰使用はゴムダンパー劣化を引き起こします。少量を下向き状態で使用してください。 ▲PAGE TOP

Q11 楕円スタイラスチップの特徴は?

アナログレコードの音は、スタイラスチップの形状によって大きく表情が変わります。代表的な形状には、丸針、楕円針、そしてラインコンタクト系があり、それぞれ設計思想と特性が異なります。
楕円針は、音溝のトレース精度と安定した再生性能をバランスよく両立するよう設計されたスタイラスです。前後方向を細く整えた形状により、レコードの音溝の細かい部分にも正確に追従し、とくに高域の情報を明瞭に再現します。音像の輪郭ははっきりとし、全体の見通しの良い音をもたらします。
また、ラインコンタクト系と比較するとセッティングの影響を受けにくく、過度に厳密な調整を行わなくても安定した性能を発揮します。
明瞭さと音楽的な自然さ、そして扱いやすさをバランスよく兼ね備えている点が、楕円針の大きな特長です。 ▲PAGE TOP