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XX2

フラックスダンパー/Boronカンチ搭載の低出力MCカートリッジ

XX2
生産終了モデル

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 ⇒ MCカートリッジ XX2 MKII

世界初のフラックスダンパー採用のXX-1が10年ぶりに全面的なリニューアル。 アルニコマグネットとフラックスダンパーの相互作用により、全周波数帯域に亘りその高い分解能と再生音のスムースが両立しています。

アルニコマグネット
フラックスダンパー
Boronカンチ搭載
低出力MCカートリッジ

XX-1の開発に際しては、磁気回路における磁場の影響、すなわちカンチレバーボビンエアギャップ内での磁束の流れがいかに再生音へ影響するかを考察し、世界で初めてフラックスダンパーとマグネットのソフト化機構(いずれもパテント取得)を採用しました。その自然且つスムースで滑らかな再生音は10年を経過した今でも、世界の著名オーディオ雑誌で高い評価を獲得しています。
新製品XX-2ではフラックスダンパー機構はそのまま継承しながら高価なアルニコマグネットを使用することで、その高品位な再生能力は更に向上しています。アルニコマグネットは高い磁束密度を持ちながら磁気抵抗が極めて小さいため、優れた分解能と安定した出力電圧を得ることができます。 XX-2ではフラックスダンパーとアルニコマグネットの相互作用により、カンチレバーボビンの運動によりギャップ内で発生する磁気歪みが従来のカートリッジに比べ極めて少なく、その再生音は限りなくスムースで現在最も総合特性に優れたボロンカンチレバーの採用によりスピード感と高い分解能に富んでいます。

特徴/構造/仕様

XX-2は6mm長ソリッドボロンカンチレバーにPFラインコンタクト針を採用。コイルには PCOCC (pure copper ohno continuous casting process) 線という最新素材を使用し、0.23mの出力電圧を得ています。各パーツは全てムク材から削り出しされており、極めて堅牢な磁気回路及びボディシェルを構成しています。重量は8gで10 x 10-6cm/dynのコンプライアンスはほとんどのトーンアームに容易に取り付け可能です。
音楽性豊かなその再生音は、力強い深みのある低音、透明感がありクリアーではあるがあくまで滑らかな高音が特長です。特に高音域は、多くのMCカートリッジが持っているハシュネス(ある種のうるささ)がなく限りなくスムースです。
この全再生帯域における再生音のベストバランスは、ダイナベクターのカートリッジに対する長きに亘る豊富な経験と熟練技術者による綿密なる一品一品の組立て調整により始めて実現可能となるものです。

低出力タイプ

低出力タイプは30ミクロン径PCOCC線を採用し, 出力電圧は0.3mVを確保しています。ヘッドアンプの推奨負荷インピーダンスは30Ω以上、昇圧トランスは約5Ωですので市販の多くのヘッドアンプ等に適合します。

高剛性の高硬度アルミ合金ボディの採用

再生音に大きな影響を与えるカートリッジシェルについ ても十分な検討を加え、ヘビーデューティなアルミニウム無垢削出しボディを採用しています。

6mm長ソリッドボロンカンチレバー

6mm長ソリッドボロンカンチレバーにPFラインコンタクト針を採用しています。コイルには PCOCC (pure copper ohno continuous casting process) 線を採用。

仕 様
XX2仕様
型 式
低出力MCカートリッジ
(フラックスダンパー&アルニコマグネット採用)
出力電圧
0.23mV(at 1KHz, 5cm / sec.)
チャンネルセパレーション
30dB(at 1KHz)
チャンネルバランス
1.0dB(at 1KHz)
周波数特性
20 - 20,000Hz(±1dB)
コンプライアンス
10×10 - 6cm/dyn
針 圧
1.8 - 2.2g
インピーダンス
R=6 ohms, L=18 micro Henry
推奨負荷インピーダンス
30ohms
カンチレバー
6mm 長 0.3φ
ソリッドボロンカンチレバー
スタイラス
0.14×0.08mm PFラインコンタクト針
自 重
8.0g