高域のインピーダンス補正

■ 正確なクロス周波数を得るには補正が必要
 スピーカのインピーダンスはボイスコイルのインダクタンスにより、周波数が高くなるに従い公称インピーダンス値より高い値を示します。ネットワーク回路はスピーカのインピーダンスが一定であるとして設計するので、このインピーダンス上昇分を補正しないとクロス周波数が設計値と異なった値になったり、周波数特性にディップが生じることがあります。この高域におけるインピーダンス上昇分を補正する回路が高域のインピーダンス補正回路です。

 補正回路は下図の様に抵抗(R)とコンデンサ(C)を直列にしたものをスピーカに並列に挿入し、スピーカのインダクタンス分を補正します。Rはスピーカの直流抵抗(近似的には公称インピーダンス)として、図に示す計算式でCを求めます。これにはスピーカユニットのインピーダンス特性が必要となると共に、スピーカによっては磁気回路等の影響によりインダクタンスが一定と見なせない場合が多く、近似的な補正しかできません。実際にはインピーダンス特性を実測しながらRとCの値を決定する方が確実です。通常4オームのスピーカでは抵抗値 4Ω、コンデンサ20μF〜30μF位を挿入すればだいたい補正できます。

高域のインピーダンス補正回路

(98/12/2)


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