12dB/oct(-3dBクロス)型ネットワーク

■ 最も良く使用されるネットワーク
 コンデンサーとコイルを図のように組合わせたもので、ホームオーディオからカーオーディオまで最も良く使用されているネットワーク回路です。クロス周波数での位相がハイパス側とローパスで180°ずれるので、通常はトゥイータとウーファとは逆相接続(接続図参照)にします。クロス周波数での軸上特性は+3dB、出力特性はフラットになります。
  • 軸上特性:位相のずれによる干渉を考慮した合成特性
  • 出力特性: 伝送されるそれぞれの電力の和を合成した特性
 その他、12dB/octでは対称型−6dBクロスや非対称型−6dBクロスなどがありますが、出力特性が−3dBとなりクロス付近の音が不足気味になることがあります。特トゥイータとウーファが離れていたり、別の方向を向いている時などこの現象が顕著で、車用としてはあまりお勧めできません。
 求めるクロス周波数におけるコンデンサとコイルの容量は次式で求めます。算出結果の単位に注意のこと。

12dB/oct-3dBクロスの計算式
12dB/oct-3dBクロスの計算式

12dB/oct-3dBクロスの接続図
12dB/oct-3dBクロスの接続図

■ 12dB/oct(-3dBクロス)のチャート表
 主な周波数でのコンデンサとコイルの容量値を表にしてあります。使用するスピーカのインピーダンス(2Ω、4Ω、8Ω)とクロス周波数より、それに対応するコンデンサとコイルの数値を読み取ってください。
周波数(Hz) スピーカー・インピーダンス
L(mH)C(μF)L(mH)C(μF) L(mH)C(μF)
509.0 112518.0563 36.0281
607.5 93815.0468 30.0234
706.4 804 12.8402 25.7201
805.6 70311.3352 22.5176
855.3 66210.6331 21.2165
905.0625 10.031320.0156
954.7592 9.529619.0 148
1004.5563 9.028118.0 141
1203.74469 7.523415.0 117
1253.6450 7.222514.4 113
1503.0375 6.018812.0 94
1702.7331 5.316510.6 83
2002.25281 4.51419.0 70
2252.0250 4.01258.0 63
2501.8225 3.61137.2 56
2751.6205 3.21026.6 51
3001.5188 3.0946.0 47
4001.13141 2.25704.5 35
5000.9113 1.8563.6 28
6000.7594 1.5473.0 23
8000.5670 1.13352.25 18
10000.4556 0.9281.8 14
15000.338 0.6191.2 9.4
20000.2328 0.45140.9 7
25000.1823 0.36110.72 5.6
30000.1519 0.39.40.6 4.7
35000.1316 0.2680.51 4
40000.1114 0.2370.45 3.5
45000.113 0.26.30.4 3.1
50000.0911 0.185.60.36 2.8
55000.0810 0.165.10.33 2.6
60000.089.4 0.154.70.3 2.3
65000.078.8 0.144.30.28 2.2
70000.068 0.1340.26 2
80000.067 0.113.50.23 1.8
90000.056.3 0.13.10.2 1.6
100000.055.6 0.092.80.18 1.4

(98/12/02)


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